花結びとは一本の色違いの帯を用いて自分が作りたい花をイメージし、花びら、
花芯をいかに表現するかを考え作り上げます。
五枚ある花びらの表情、配置など花本来が持っている特長を表す事が出来るかが
問われます。
花芯はとても重要なポイントであり花芯はイメージをふくらませながら作ります。
初めにバラで花びらの作り方、配置、表情などを学びます。
次に朝顔にて朝顔の花びらの手法を学び夫々の花の持つ
特性を学んでいきます。
藤の花・・・・・
私の好きな花の一つです・・・・
自然に咲いている藤の花は満開になると華やかさが目立ちますが、一枝にして花結びにしますと清楚で上品な雰囲気をかもしだします。
如何でしょうか?
むくげの花・・・・・
暑い夏 庭先や道端に無造作に咲いている。埃りまみれに
なりながら誰からも大事に育てられる事もなく、ただ咲いている花なのに、花結びにしてみましたらこの様に綺麗な帯結び結んだ私も感動した花結びの一つです。
額紫陽花
紫陽花には一重、八重など種類は色々ありますが山野に咲いている額紫陽花・・・・
ひっそりと・・物静かで・・そんな額紫陽花に心惹かれます。
色々な花を結んでみました。
モデルの体型、帯の手先の取り方、花びらの大きさ等花びらの配置を考え、花びら一つ
ひとつをいかに咲き開かせるか・・・・・
いずれも発表会など限られた時間内で結びあげますので上手にできたり、失敗したりの
繰り返しです。
決められたお太鼓などの帯結びに比べ、表情の取り方など難しいものです。
自分で考えた帯結びですので観客の方がたの意見が参考になり、また励みにもなります。
鈴蘭と藤の花
さぎ草
夏、今にも焼き尽くされそう・・それでも
か細く 涼しげに咲く・・・・さぎ草・・・
そんな花だから帯結びにと、挑戦してみましたが、
花びらが羽のような風合い、そして花の持つ
繊細な表情はとても難しく思うように
表現する事が出来なかった花結びなってしまいました。